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折々の色 如月 ヘンプ100%ショール『冬青(そよご)』

By 2024年3月1日No Comments

如月の色 ヘンプ100%ショール『冬青(そよご)』

大地に秘めた、春の陽射し。

寒さが厳しい中でも青々とした葉が茂る「冬青(そよご)」

「冬青」と書いて、「そよご」と読みます。

葉が風に揺れて、そよそよと音を立ててそよぐことから、その名がついたそう。

そして、冬の厳しい寒さの中でも青く美しい葉を茂らせることから、「冬青」と書きます。

忠兵衛が拠点とする八ヶ岳のすぐそば、諏訪大社の上社、下社の境内にもたくさんの冬青の木が植えられ、ご神事に使われます。

諏訪地方は厳寒のため、一般的な「榊(さかき)」が育ちにくい。

ですから、冬青を「一年中青く栄える木〜さかき」として、玉串に使っているのです。

一年中、青々と栄える聖なる木から、如月の色をもらいました。

青い葉の中に、紅色を秘めた「冬青(そよご)」

青い葉がくれるのは、美しい紅色です。

冬青は、山梨県より西の本州、四国、九州の山地に生えている常緑樹で、実が美しいことから庭木としても植えられます。

6月ごろに小さな白い花が咲き、実は丸く熟すと紅色になります。

色をもらうのは、その青い葉です。

冬場にとった葉からは、強い赤味が得られるといいます。

青い葉から生まれる、紅の色には、思わずハッとさせられます。

 

甘すぎない、くすみオレンジ

「ヘンプ100%ショール」×「冬青」。

生まれた色は、たおやかなテラコッタオレンジ。

春のやわらなか陽射しを、たっぷり浴びた大地のような、くすみ系のオレンジです。

いのちの芽吹きを予感させる、エネルギッシュな色。

明るいだけではない、意志を感じさせる、春の色です。

 

ふわりとまとえば、勇気がでる。

安心感に包まれる。

周りの人にも、しっとりとしたやすらぎを与えます。

 

ブラウン系のコーディネートにプラスすれば、シックに明るさをオン。

ブラックと合わせれば、落ち着いた中に春らしさを演出できます。

淡いカラーコディーネートに重ねれば、グッときちんと感が出ます。

流行りのくすみ系の色味ですから、どんなコーディネートでもファッショナブルに。

使いやすいオレンジです。

 

和暦如月(きさらぎ)。

なにかをはじめるときに、きっと力になってくれる1枚になるでしょう。

 

2024年3月10日発売

ヘンプ100%ショール 冬青染め  ¥19,800

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