如月の色 ヘンプ100%ショール『冬青(そよご)』
大地に秘めた、春の陽射し。
寒さが厳しい中でも青々とした葉が茂る「冬青(そよご)」
「冬青」と書いて、「そよご」と読みます。
葉が風に揺れて、そよそよと音を立ててそよぐことから、その名がついたそう。
そして、冬の厳しい寒さの中でも青く美しい葉を茂らせることから、「冬青」と書きます。
忠兵衛が拠点とする八ヶ岳のすぐそば、諏訪大社の上社、下社の境内にもたくさんの冬青の木が植えられ、ご神事に使われます。
諏訪地方は厳寒のため、一般的な「榊(さかき)」が育ちにくい。
ですから、冬青を「一年中青く栄える木〜さかき」として、玉串に使っているのです。
一年中、青々と栄える聖なる木から、如月の色をもらいました。
青い葉の中に、紅色を秘めた「冬青(そよご)」
青い葉がくれるのは、美しい紅色です。
冬青は、山梨県より西の本州、四国、九州の山地に生えている常緑樹で、実が美しいことから庭木としても植えられます。
6月ごろに小さな白い花が咲き、実は丸く熟すと紅色になります。
色をもらうのは、その青い葉です。
冬場にとった葉からは、強い赤味が得られるといいます。
青い葉から生まれる、紅の色には、思わずハッとさせられます。
甘すぎない、くすみオレンジ
「ヘンプ100%ショール」×「冬青」。
生まれた色は、たおやかなテラコッタオレンジ。
春のやわらなか陽射しを、たっぷり浴びた大地のような、くすみ系のオレンジです。
いのちの芽吹きを予感させる、エネルギッシュな色。
明るいだけではない、意志を感じさせる、春の色です。
ふわりとまとえば、勇気がでる。
安心感に包まれる。
周りの人にも、しっとりとしたやすらぎを与えます。
ブラウン系のコーディネートにプラスすれば、シックに明るさをオン。
ブラックと合わせれば、落ち着いた中に春らしさを演出できます。
淡いカラーコディーネートに重ねれば、グッときちんと感が出ます。
流行りのくすみ系の色味ですから、どんなコーディネートでもファッショナブルに。
使いやすいオレンジです。
和暦如月(きさらぎ)。
なにかをはじめるときに、きっと力になってくれる1枚になるでしょう。
2024年3月10日発売
ヘンプ100%ショール 冬青染め ¥19,800