ヘンプの服を選ぶ理由。
天然素材が暮らしを心地よくする
小さな選択|自然に、還る。第6話

私たちは、一日にたくさんの選択をしています。
何を食べるか。
どこへ行くか。
誰と会うか。
その中で、「何を着るか」もまた、小さな選択のひとつです。
けれど、その一枚は、一日中肌に寄り添い、暮らしの時間をともに過ごします。
だから私は、服を選ぶことは、自分との付き合い方を選ぶことでもあると思っています。
流行だけではなく。
価格だけでもなく。
「どんな気持ちで今日を過ごしたいか。」
その問いへの答えが、服には表れるような気がするのです。
私は、植物から生まれた繊維を選びます。
それは、自然派だからでも、環境に配慮していると胸を張りたいからでもありません。
ただ、その心地よさを知ってしまったから。
風を通し、湿度を受け止め、肌にそっと寄り添う。
ヘンプには、そんな無理のない心地よさがあります。
植物は、自分を飾るために育つわけではありません。
人に評価されるためでもありません。
ただ、自然の営みの中で、自分の役割を果たしています。
その姿に触れるたび、私もまた、無理をしなくていいのだと思えることがあります。
服を選ぶことは、暮らしを選ぶこと。
暮らしを選ぶことは、自分を大切にすること。
今日、どんな一枚に袖を通すか。
その小さな選択が、一日を少しだけ心地よいものにしてくれる。
私は、そう信じています。