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折々の色 霜月 ヘンプ100%ショール『ケヤキ+茜』12/1発売

By 2024年11月28日No Comments

300年の吐息、ケヤキ。

両手いっぱいに広く突き上げたような樹形、ボコボコとウロコのような樹肌。

その存在感に圧倒されるケヤキ。

木は一般的に樹齢200年で銘木とよばれますが、ケヤキは樹齢300〜400年のものもあります。

巨樹・老樹が多く、大黒柱として用いられることも多いのがケヤキです。

暮らしの中心にあり、心の支えにもなる、わたしたちにとって大切な樹木。

その落ち葉を使い、霜月の色を表現しました。

300年生き続ける明るい吐息を、色でもらいうけました。

 

新しい世界の夢を見ているような。

大木から、ハラハラと落ちる葉。

実はケヤキは、葉とともに種も落としているのです。

小枝と葉の組み合わせでヘリコプターのようなカタチになり、そこに小さな種も乗せて、風に運ばれ、遠くへと飛んでゆく。

人間の寿命を超えてこの地球に根を下ろす樹の、生命をつなぐ作戦を担う葉っぱたち。

そんな落ち葉からもらった色は、どっしりとしたやすらぎとともに、新しい世界を夢みる真摯なエネルギーを感じさせます。

さらに茜もプラスしたことで、赤にハーモニーが生まれています。

 

紅葉をそっと色にしたような、赤茶色。

「ヘンプ100%ショール」×「ケヤキ+茜」。

大地のぬくもりと宇宙のきらめきを併せもつ、ベネチアンレッド。

落ち着いた茶色に見えたり、光の加減で奥から赤が主張したり。

広大で繊細な、赤い大地の色。

ベージュやモノトーンなど、落ち着いたトーンに合わせると、たちまちファッショナブルになります。

これまでブナンにまとめていたコーディネートに効かせる、ちょっとしたスパイス。

このショールが目立つわけではなく、落ち着いた色味と組み合わせることで、互いが引き立ち合います。

ブラウンのグラデーションコーデにも、うってつけの色です。

ちょっと珍しい茶系なので、微妙なニュアンスが生まれ、グッと深みが出ます。

淡いカラーと合わせると、赤味が小鳥のさえずりのように心地よく広がり、やわらかな雰囲気に包まれます。

なつかしくて新しい感覚。豊かな冬がはじまります。

 

 

和暦霜月。

2024年12月1日発売

ヘンプ100%ショール カエデ+茜染め

¥19,800

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