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着る、祈り。ヘンプ100%の衣

By 2025年5月24日No Comments

hemp100%

暮らしに、祈りを。

私たちはふだん、「祈り」と聞くと、どこか特別なもののように感じます。

神社で手を合わせるとき、誰かの幸せを願うとき。

でも本来、祈りはもっと身近なものでした。

静かな朝に深呼吸をすることも、

大切な人を思い浮かべることも、

「今日も生きている」ことに、心の中で感謝することも。

すべてが、祈りのかたちです。

そして、その「祈りの感覚」を思い出させてくれるのが、という素材です。

麻をまとうと、心が静かになる

麻は、風を通し、空気をまとうような軽さを持った天然素材。

その素肌にやさしく触れる感覚は、どこか懐かしくて、呼吸が深くなる。

そんな時間のなかで、私たちはふと、自分自身の内側と向き合うことができます。

忙しい毎日の中で、置き去りにしていた小さな感情や、

見ないふりをしていた心の声に、そっと耳を傾ける。

麻をまとうという行為は、そんな「自分に戻るための祈り」のようでもあります。

昔の人は知っていた、麻の力

日本では古くから、麻は「清め」の力があるとされ、神事に使われてきました。

神社の鈴の緒、しめ縄、祭事の衣。

それらはすべて、祈りの場を整えるために使われた麻でした。

心を静かにし、自然とひとつになる。

そうして、人は神様とつながり、自分ともつながることができたのです。

「着る」ことが、祈りになる

私たちが麻の服を選ぶとき、

それは単なるファッションではなく、

自分と対話し、自然と調和し、世界に感謝する――

そんな静かな祈りの選択なのかもしれません。

今日、麻をまとうということ。

それは、外へ向かってばかりいた意識を、もう一度内へと戻すこと。

静かに、丁寧に、自分を感じること。

祈りは、日々のなかにある。

麻の服が、その小さな祈りを思い出させてくれるのです。

 

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