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折々の色 長月 ヘンプ100%ショール『赤麻』10/3発売

By 2024年10月2日No Comments

麻で、麻を染める。

「赤麻」、アカソと読みます。

茎が赤いことから、その名のついたイラクサ科の植物です。

日本全土の日当たりのよい山野に、ふつうにみられるので、あなたもきっとみたことがあるでしょう。

茎からは繊維がとれ、かつてはその繊維で布が織られていました。

同じイラクサ科で、青い茎の「青麻(アオソ)」は、古代布「カラムシ織」の原料として有名です。

「苧麻(ちょま)」、「ラミー麻」と言えば、聞いたことがあるかもしれません。

ヘンプ(大麻)とは種類が違いますが、どちらも「麻」として、太古から日本全土で活用されてきた植物です。

麻で、麻を染める。

悠久のやすらぎを感じさせる色の誕生です。

 

寝かせることで、引き出される、深い赤味。

植物からもらった染液の多くは、時間が経つと褪せてくるのですが、「赤麻」は染液を寝かせることで、赤味が際立ってきます。

美しい赤味のためには、茎が赤いことがポイント。

よりよいものを、地元の方にお声をかけていただき、採取しました。

細かく刻み、沸騰させて20〜30分煎じ、3番液まで取りますが、3番は水の量を半分程度にします。

染液を煮出してから4〜5日置き、酸化させることにより、染め上がりの深みが違ってきます。

時間を経てこそ得られる、重厚感のある色味です。

こっくりとした、テラコッタ。

「ヘンプ100%ショール」×「赤麻」。

ブラウンでも、オレンジでも、赤でもない、ニュアンスのある色が生まれました。

一見、あたりさわりのないようでありながら、ファッションがピリッと際立つ。

大地を思わせるのに、都会的な雰囲気。

ラフなこなれ感と、独特な女らしさが中和し、雰囲気のある演出が楽しめます。

黒、白、ベージュなどのベーシックカラーとの相性がよいので、お手持ちのアイテムと合わせやすいのも魅力です。

ブラウン系が似合う人には、すんなりなじみます。

ブラウン系をふだんあまり着ない方は、ぜひショールを一重にして、透け感をいかしてまとってみてください。

肌色がふわっと明るく軽くなるのを、感じるでしょう。

羨望と親近感。両方が手に入る一枚です。

和暦長月。

自分らしさが華になる、颯爽とやすらぐ空間を手に入れましょう。

2024年10月3日発売

ヘンプ100%ショール 赤麻染め

¥19,800

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