初夏の風物詩「赤しそ」。
日本人にとって、とてもなじみ深い植物、赤しそ。
梅干しや、しそジュースなどを、赤しそを使って手づくりしたことがある方も多いかと思います。
原産はヒマラヤやミャンマー、中国南部。
日本には中国から伝わったと言われています。
その伝来は、はるか縄文時代。
本格的に栽培がはじまったのは平安時代から。
そして赤しその活用は現代にまで続き、私たちの食生活に欠かせない植物となっています。
赤、から生まれた「緑」。
赤しそは赤い。梅干しも赤い。梅ジュースも赤い。
それでも生まれた色は、緑。
これが染色の、おもしろいところ。
色を定着しやすくするために使う「媒染(ばいせん)」によって、染め出される色が変わるのです。
酸性のクエン酸を使うと、ピンク系。
アルカリ性のミョウバンを使うと、緑系に染まります。
ちなみに中国では、しそは、赤というより紫だと認識されています。
しそは漢字で書くと「紫蘇」。
漢方では、〝蘇(よみがえ)る紫の葉〟として重用され、紫蘇(しそ)という名もそこからつきました。
植物として高い効能を持ち、染色では、媒染によってまったく違う表情を見せる赤しそ。
夏のパワフルさそのもののような植物です。
明るく、伸びやかな「サーリ・グリーン」。
「ヘンプ100%ショール」×「赤しそ」。
ポテンシャルの高さが目にみえる、明るい若緑です。
胸を張って、「あっぱれ!」と言いたくなるような、さわやかな色。
イキイキとしたカラーが、ヘンプの気品と相まって、大人の純真さが香るようです。
自信を、まとう。
ポジティブなエネルギーに包まれる。
新しい自分になる。
そんな気分のときに、ぜひ、役立ててください。
白やベージュと合わせれば、差し色としてインパクトあり。
グリーンのグラデーション・コーデなら、ハッと目を引くでしょう。
黒や茶との相性も抜群。落ち着いた中に、生命力が光り、新しいシックさを楽しめます。
お手持ちのワードローブに躍動感を添える、そんなショールです。
和暦水無月。
伸びゆく緑のエネルギーをまとって、主役を張るときが、やってきました。
2024年6月7日発売
ヘンプ100%ショール 赤しそ染め
¥19,800