ヘンプ100%の服を選ぶ理由。
天然素材が肌に心地よいのはなぜ?|自然に、還る。第4話

私たちは毎日、服を着ています。
あまりにも当たり前すぎて、
「何を着るか」は考えても、
「何からできているか」を考える機会は、そう多くありません。
けれど、服は一日のほとんどを肌とともに過ごします。
眠るときも。
歩くときも。
働くときも。
誰かと笑うときも。
肌は、ずっとその素材に触れ続けています。
だから私は、服は「もうひとつの皮膚」のような存在だと思っています。
肌は、とても正直です。
窮屈な服を着れば、肩に力が入る。
風の通る服を着れば、呼吸まで軽くなるような気がする。
そんな経験は、きっと誰にもあるはずです。
素材は、言葉を持ちません。
それでも、肌はちゃんと違いを感じています。
だからこそ、私は植物から生まれた繊維に惹かれます。
ヘンプは、土に根を張り、風を受け、太陽の光を浴びて育った植物です。
その植物の繊維が、一枚の服になり、今日も私たちの肌に寄り添っています。
考えてみると、それは少し不思議なことです。
自然の中で育った植物が、今度は人の暮らしを包んでいる。
服は、自然と人をつなぐ、小さな橋のような存在なのかもしれません。
何を着るか。
それは、どんな一日を過ごしたいかを選ぶことでもあります。
私は今日も、植物のぬくもりを肌に感じながら、一日を始めます。
服を着ることは、
自然を身につけること。
そして、自分自身をやさしく扱うことなのだと思います。